「サイト制作の流れ」シリーズ2回目です。前回は全体の設計方針を書いたので、今回は実際にWordPress側をどう構築したかをまとめます。
Docker Composeでローカル環境を用意する
まず、ローカル開発用にDocker ComposeでWordPress環境を用意しました。db(MySQL)とwordpress(WordPress本体)の2コンテナ構成にしています。
services:
db:
image: mysql:8.0
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: ${MYSQL_ROOT_PASSWORD}
MYSQL_DATABASE: ${MYSQL_DATABASE}
volumes:
- db_data:/var/lib/mysql
wordpress:
image: wordpress:latest
depends_on:
- db
ports:
- "8080:80"
volumes:
- wordpress_data:/var/www/html
- ./wp-content:/export/sd220/www/jp/r/e/gmoserver/3/2/sd1108332/cms.kisaku.site/wordpress-6.2.2-ja-jetpack_webfont-undernavicontrol/wp-content
ポイントは volumes の分け方です。WordPress本体(core)は named volume に置いたままにして、wp-content だけをホスト側にバインドマウントしています。こうしておくと「コア本体の更新はコンテナにお任せ、プラグイン・テーマ・カスタムコードだけ手元のファイルとしてGit管理する」という役割分担がしやすくなります。

カスタム投稿タイプで「実績」「スキル」を作る
標準の「投稿」をそのまま使うのではなく、実績用に project、スキル用に skill というカスタム投稿タイプを用意しました。それぞれにカテゴリ用のタクソノミー(project_category, skill_category)も追加しています。標準の投稿は今回作ったブログ用にそのまま使う形にしました。
ACFでカスタムフィールドを持たせる
実績には「役割(role)」「期間(period)」「使用技術(toolsused)」「外部URL」、スキルには「習熟度(level)」といった、投稿本文だけでは表現しづらい構造化データをACF(Advanced Custom Fields)のフィールドグループとして追加しました。使用技術は本来リピーターフィールドで持たせたいところですが、リピーターはACF Proの機能なので、今回は「HTML、CSS、JavaScript」のように読点区切りのテキスト1本で保存し、フロントエンド側で配列に分解する方式にしています。
WPGraphQLでAPI化する
WordPressの管理画面から入力したデータをNext.js側から取得できるように、WPGraphQL と WPGraphQL for ACF の2つのプラグインを導入しました。これにより、投稿タイプやACFフィールドがそのままGraphQLのスキーマに反映され、/graphql エンドポイント経由でJSON形式のデータとして取得できるようになります。管理画面にGraphiQL IDEという画面が追加されるので、実際にNext.js側のコードを書く前に、ここでクエリが正しく書けるか確認しながら進められるのも便利でした。
次回は、このAPIをNext.js側からどう呼び出しているか、そして実装中に実際にハマった不具合について書きます。
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